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●選択科目
特に大規模校の場合、正規の授業以外に選択科目が充実している場合が多いです。書道や太極拳といった文化的、趣味的な科目がほとんどですが、ビジネス中国語や英会話など、ユニークな科目を設置している大学もあります。選択科目が充実しているのは留学生数が数百人を超える大規模校で、小規模校の場合は科目が限られていたり、選択科目自体を開講していないケースが多いです。選択科目重視ならば大規模校を選ぶべきです。
ただ、選択科目は毎学期同じ科目が必ず開かれるわけではありません。あくまでも受講希望者がある程度の人数以上いることが前提ですので、発音矯正の選択科目を目当てに留学したのに、その学期は希望者が少なかったため開講されないということもありますので注意が必要です。
●HSK補講
中国語のTOEIC、TOFFLに当たる資格試験がHSKです。このHSK試験の対策授業を選択科目として行う大学もあります。これを大学選びの条件にするべきか否かは非常に微妙です。
というのが、よほどの大規模校でない限り、HSK補講は1クラスしか開設されないのです。当然、初級者から高級者までが1クラスに詰め込まれた集合授業となります。高級の問題を説明されても初級者はチンプンカンプンですし、逆に初級の問題を説明されている間は高級者はただひたすら暇です。授業の効率としては非常に低いと言わざるを得ず、こんなHSK補講を受けるくらいならば、自分で問題集を買ってきて勉強し、分からないところを先生に聞いたほうがはるかに良いです。
また、HSKは日本のセンター試験のようなもので、出題パターンや傾向が決まっています。ある程度数をこなすことでクリアできますので、わざわざ集合授業を受ける必要性は低いといえます。
●日本語学科の有無
中国留学の期間中、会話力、ヒアリング力を養うのに有効なのが、日本語を勉強している中国人と互いの母語で会話練習をする「互相学習」です。留学先に日本語学科があれば、比較的容易に互相相手を確保することができます。
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